用途:セカンドハウス、サウナ、宿泊
場所:長野
期間:2024.10-
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簡素な家と庭と世界
「簡素で単純で豊かである」ということに興味がある。
敷地はなだらかな斜面で、求められた建築面積に対して外部空間が広く開かれていたため、まず家と庭の関係について考え始めた。おおらかなこの敷地には、簡素で単純である状態が合うと考え、構造もできるだけ明快にした。455mmモジュール、基本スパン2,275mmの木造架構を用い、5つの部屋(ハコ)を微地形に合わせて雁行配置し、全体の構成をつくっている。
5つの部屋(ハコ)はそれぞれ異なる機能を持ちながら、互いに関係し合うことで、5つでもあり、同時に1つのまとまりでもあるような状態を目指した。一般的な一間より少し広い2,275mmというスパンは、この敷地に伸びやかに立つ木々のリズムと呼応するように設定している。
部屋(ハコ)を配置するたびに、その大きさとほぼ同じ、あるいは少し大きい庭を一対として計画した。こうして「部屋(ハコ)―庭」の関係が、微地形に沿って連続的に展開し、敷地全体に伸びていく計画とした。部屋(ハコ)は単に機能をおさめるだけではなく、周囲の自然と同じように、光や風、明暗や高さといった多様な環境を生み出す状態とした。2,275mmスパンであるが、455mmモジュールを扱っている事で、地形や平面計画からくる微妙なズレに対応しながら、さまざまなスケールを扱う事ができた。
内部をつくることと同時に、外部にも環境的なキャラクターを与えることで、内と外を同時に計画・配置していった。あるとき、外に置かれた室外機が小さな部屋(ハコ)の仲間のように見えてきた。
室外機のそばに小さな庭を設けると、そこには「小さな部屋(ハコ)―小さな庭」という新しい世界が立ち上がった。その延長で、外部に現れるデッキや水場、出窓のまわりなど、さまざまなスケールの「世界」をつくり出していった。
微生物のような小さなものから、山(ここでは浅間山)のように大きなものまで、この「部屋(もしくはハコ)と庭のセット」という思考は連続していけるのではないかと感じる。
世界は案外、簡素で、単純で、そして豊かに連なっているのかもしれない。
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用途:ホスピスと公園
場所:大阪
期間:2023.01-
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用途:サウナ+ジム+ギャラリー
場所:東京
期間:-
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用途:タップルーム+就労支援施設
場所:大阪
期間:2024.07-
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用途:サウナ
期間:2024.01-
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用途:住宅+サウナ+車庫
場所:兵庫
期間:2024.06-
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千川 PJ
用途:2世帯住宅+アパート
場所:東京都豊島区
期間:2022.01-
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用途:スタジオ/住居
場所:奈良
期間:2022.04-
用途:オフィス
場所:大阪
期間:2021.07-
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K BUILDING
用途:改修
場所:京都
期間:2020.07-
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用途:新築3世帯住宅
場所:京都
期間:2018.04-
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2020.05
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